【話題の新店へ】
群馬県前橋市の荒牧町。
群馬大学が近くにあるこの地域は、学生が多くラーメン屋も多く店舗を構えている印象がある。
そんな荒牧町に今年の1月末に新たなラーメン店が誕生した。
それがこちら。
『らーめん 柴田商店』
真っ赤な外装が、宵闇に煌々と輝いている。
「ラーメン 柴田商店」とGoogleで検索をかけると、神奈川県横浜の日吉にある「柴田商店」が引っかかる。
横浜の柴田商店が前橋に出店したのだろうか。
はたまた名前がたまたま被ってしまっただけだろうか。
今回はその謎の解明にも近づければと思う。
お店の外装にはメニューも掲載。
豚骨醤油らーめんがメインのようだ。
「横浜×豚骨醤油」というワードからは、「家系ラーメン」が彷彿とされるのは必然。
さぁ、どんなラーメンが待っているのだろうか。
真相を解き明かすべく、調査隊(1人)はラーメン店の奥地へと足を踏み入れるのであった。
【メニュー】
メニューは外壁にもあったのだが、改めて紹介。
注文は食券制。
威勢のいい「いらっしゃいませ」を浴びた後、入り口で食券を購入する運びとなる。
全てベースは「とんこつ」であり、
- 醤油
- 味噌
- 辛味
の種類からチョイスすることになる。
サイドメニューは、広く展開しておらずラーメンで直球勝負するんだというお店の思いが伝わる。
価格は少々強気な設定だ。
麺のかたさ、スープの濃さはお好みで。
ん?家系だったら選択肢に「油の量」をチョイスするが、ここではないようだ。
店内は想像していた以上に広々。
カウンター席が10席ほどと、テーブル席が4卓ほど。
居抜き感溢れる内装も嫌いじゃない。
【味変/トッピング】
卓上の味変グッズたち。
辛子高菜や、紅生姜などが配置されているのを見ると福岡の博多とんこつなのか?という印象。
謎は深まるばかりだ。。
替え玉も可能。
こちらは博多スタイル。
ん、掲げられているカレンダーには「東池袋 大勝軒」の文字。
やはり、首都近辺の神奈川から進出した縁で大勝軒と繋がりがあるのだろうか。
【どんなラーメン?】
とんこつ醤油ネギチャーシューメン@1100円
寒い夜だったので味噌が恋しくなったものの、今回は初訪なのでメインのとんこつ醤油にした。
この日はまぁまぁ腹が減っていたので、大盤振る舞い大贅沢に最もグレードの高いネギチャーシュートッピングを。
中央には、細く千切られた白ネギがこんもりと。
シャキシャキとシナっの中間くらいで食感が維持されながらも嫌な生感は無し。
後ろには玉ねぎのみじん切りも挟んでいる。
キクラゲは生タイプ。
これは珍しい。
最近ではキクラゲってまぁまぁ値段が張るみたいだから、しっかり入っているのは嬉しいこと。
チャーシュー麺ということで、チャーシューが4枚。
最近では、チャーシュー麺というと、丼を覆い尽くすような大ぶりのチャーシューを並べる店が多い中、こちらは思ったよりも主張してこないタイプだった。
脂身が少なく、肉感を味わえる赤身系のチャーシューだろうか。
このタイプは肉肉しい割に胃もたれしないので好き。
スープは、白濁系。
味の濃さで"こってり"を選んだためか、背脂がinされている。
一口啜ってみると、なんだろう。
とんこつ+醤油+魚介の風味。
しっかりと旨みを感じるのだが、嫌な重さがない。
飲んだことのないタイプの味だったので新鮮さを感じた。
麺もこれまた特徴的。
かなり極細のストレート。
本場の博多ラーメンでもここまで細い麺は少ないのではないか。
全粒粉入りのようで、風味も豊か。
替え玉@150円
替え玉は、テーブルからも注文可能。
麺のみでなく、コロコロチャーシューと玉ねぎみじん切りも乗っているのは嬉しい。
替え玉からは味変をガッツリやるのが自分流。
辛子高菜と紅しょうが、ゴマをたっぷりと入れる。
ジャンクさが増して、最高に美味かった。
最後に看板を見ながら、美味かったとしみじみ。
横浜の柴田商店と、こちらの柴田商店。
お店のロゴを見比べてみると、字体から赤い印まで一致するではないか。
やはり、暖簾分けか何かだろう。
横浜の柴田商店と、なにかしらの繋がりはありそうだ。
【まとめ】
家系ラーメンではなかった。
どちらかというと博多ラーメン寄りの、とんこつ魚介ラーメン。
スープも麺も独自性があり、食べた後も胃もたれが来ず美味しい。
これは、ラーメン好きに見つかり始めると瞬く間に人気が出るかも?
【アクセス】
【基本情報】
- 住所:群馬県前橋市荒牧町1丁目22-8
- 電話番号:027-231-0107
- 営業時間:11:00〜22:00
- 定休日:水曜日
- 駐車場:店前にあり